42号 2012年8月発行

 

2012 夏 沖縄のメッセージを全国へ 

                                    柏木 美恵子(南大泉在住)

 アメリカ海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイは今、岩国の米軍基地へ駐機されており、日米両政府は9月には沖縄普天間飛行場へ移動し、10月から運用を開始しようとしています。
 オスプレイはヘリコプターのように垂直に離着陸し、上昇後に翼の傾きを変えて飛行機(プロペラ機)のように飛行します。短距離で離着陸、輸送力の増加、より遠い飛行距離を目的に開発されましたが、その飛行はきわめて不安定で、開発段階から相次いで墜落等の事故を引き起こしています。実戦配備後も2010年にアフガニスタンで墜落、今年四月にはモロッコで墜落、沖縄への配備が正式に発表された六月にはフロリダでも墜落しています。
 日米両政府は、このような危険な欠陥機オスプレイを、「世界一危険な基地」と言われる市街地の真ん中にある普天間飛行場などに配備するとしています。また、岩国やキャンプ富士にも派遣され、青森から九州までの広い空域で低空飛行訓練を実施することを明らかにしています。
 沖縄ではオスプレイ配備に対し、世論調査では九割が反対、県議会及び全市町村が反対の決議を上げ、十万人規模の県民大会が予定されています(九月の予定)。保守系の知事である仲井真氏が森本防衛大臣との会談後の記者会見で「強行配備されれば、米軍基地即時全面封鎖も考えざるを得ない」と言うほどに、沖縄の全県民的な怒りが従来以上に高まっています。
 普天間飛行場はもちろん、現在へリポート建設が進められている沖縄北部の東村にある北部訓練場、伊江島、嘉手納、辺野古(キャンプシュワブ)、金武(キャンプハンセン)でも、このオスプレイの訓練が行われると言われています。墜落の危険性と常に隣り合わせる不安な生活を、私たち「本土」の人間は、また沖縄の人たちに押しつけるのでしょうか。
 その名目は、いわゆる日米安保の「抑止力」ですが、県民・国民の生命と暮らしを危険に陥れて、何が「平和と安全の維持」なのでしょうか。
 この間の沖縄からの声に、オスプレイの配備はさせない!という声をあげることは、「危険な欠陥機だからダメ」ということだけではなく、これまで多くの日本人が、沖縄に押しつけて見ないフリをしてきた、日米安保体制下の「平和で安全なニッポン」を問い直すことです。
この練馬からも、「オスプレイはいらない!」という声を上げるため、先日「〈語やびら沖縄〉もあい練馬」という会が発足しました。「沖縄からの声」を受けとめ、私たちの声を地域へ、そして地域からもっとたくさんの人へ、メッセージを届けていきたいと考えています。
(連絡先 3921−0513)


第2回憲法講座
「日本の平和と安全保障」の質疑応答から   講師 大内要三さん

 第2回憲法講座は、大内要三さんを講師に七月十五日に開催されました。この時の内容は、講師が自らまとめてくださいました。学習会の記録の中にに掲載しています。ぜひお読みください。この画面では「質疑応答」の部分のみを掲載いたします。

■Q ジャパン・ハンドラーとは何者で何を考えているのか。?

A 米国のジョセフ・ナイ、アーミテージ、マイケル・グリーンなど二十人くらいが、この間ずっと民主党・共和党相乗りで対日政策を作っており、ジャパン・ハンドラーと呼ばれている。米国はすでに二正面作戦を放棄して、中東で戦争をしている時には他で大きな戦争はできないから、朝鮮有事対応も中国の軍拡対応も日本の力をあてにしている。

■Q 海外から日本の軍事力はどう見られているか。?

A ストックホルム平和研究所から出ている『SIPRI年鑑』によれば、二〇一一年の世界各国の軍事費比較で日本は六位。五位まではすべて核保有国だ。核保有はそれでソ連が崩壊したくらい費用のかかるものだから、非核国では日本の軍事費は突出している。その日本が世界最強の米国と軍事同盟を結んでいるのだから、アジアの国々には脅威だろう。対北朝鮮対応では日本と協力する韓国でも、朝鮮半島統一後の最大の敵は日本と認識している。

■Q 安保条約を廃棄するのは簡単ではないのでは?

A 安保条約廃棄は日本が米国に敵対することではない。他の隣国と同様に平和友好条約を結べばいい。それに米国債保有高は一位が中国、二位が日本で、これを投げ売りすればドルは暴落するから、米国が中国や日本と全面戦争をすることなどあり得ない。

■Q 日米密約を廃棄するには?

A 密約でも条約と同様の効力がある。密約の多くは安保条約に付随するものだから、安保条約を廃棄する政府をつくるほかはないと思う。

■Q 尖閣諸島問題の解決は?

A 日本が固有の領土といい、中国が核心的利益といい続けるだけでは何も解決しない。現在も二島を射爆場にしている米国も、尖閣を日本領と明言せずあいまいにしている。日本も中国も国際機関の審判に付託しようとしないのは、歴史的経緯から見てもどちらに有利になるか不明だからだ。領土問題は長期間かけても話し合い解決を求めつつ、島と周辺海域の共同利用を協議することが良いと思う。



若者の思いを一つにして一歩を踏み出したい        ペンネーム「ねりまっこ」

 私たちのグループでは、震災ボランティア(石巻)へ行ったり、さようなら原発集会や原水爆禁止世界大会(広島)へ参加したりと、一緒に社会の問題について学びながら青年の思いにこたえる活動を続けてきました。 
 短大に通う学生は、「大飯原発再稼働が許せない。野田首相に本当にショックを受けた。」とさようなら原発集会に参加し、一時間以上ハンドマイクで思いをうったえました。初めて原水爆禁止世界大会に参加した青年は、「実際に自分の目で見て聞いて実感することが大切だと感じた。練馬に帰って自分が何をやれるか考えたい。行ってよかった。」と報告してくれました。一人一人の青年が、真剣に社会のことについて考え、よい社会にしたい何とかしたいという思いでいます。
 私たちの周りの青年は、進路や人間関係に悩んでいる、働きたくてもなかなか就職先が見つからない、就
職して正規社員になったけど終電にも間に合わないくらいに働いていて、体も心も疲れ果てて少し休んでいるなど様々な状況に置かれています。
 このような大変な状況の中で「自分の目の前のことで精一杯」という青年たちと、つながって一緒に学びながら、本当はだれもが生きやすくて安心して生活できる社会にしたいという思いを声にしていきたいです。みんなで話したり相談したりして、一人一人の思いや要求を実現していく中で、一歩踏み出して一緒に行動する仲間づくりも広げていきたいです。
         

7月16日のデモに参加して                山嵜 雅子(石神井町在住)    

【 暑くて熱い一日は、練馬のデモから始まった。「原発いらない」「再稼働反対」と書いた黄色いうちわを振りながら、中村橋から練馬へと進む。この道を歩くのも3回目。「沿道からのまなざしが前より優しかった」とは、他の方も口にしていた感想だ。反原発の態度表明を後押しする気運の広がりを感じながら、代々木公園に向かって電車へ乗り込んだ。
 「さよなら原発10万人集会」の会場は、人で埋め尽くされていた。強い日差しと人いきれ、そして何よりここに集まった17万人を一つにしている原発反対の思い。登壇者のメッセージに会場は盛り上がり、頭上では取材のヘリコプターが旋回する。熱気と高揚感と喧噪感が入り交じり、暑さはピークに達した。
 デモ出発の段になって、練馬のみんなとはぐれてしまった。探していると、立派な旗にシュプレヒコールも高らかな、労組を中心としたデモ隊に遭遇した。こんな本格的な行進を見たのは初めてだ。元の場所に引き返すと、音楽や太鼓やかけ声が響く、にぎやかな行列が動いていた。「話に聞いていたサウンド・デモか」と流れにそって進んだ先で、練馬の仲間を見つけて合流した。 「核・原発のない未来を子ども達に@練馬」の旗をもち、表参道から青山通りを抜け明治公園へ向かう。おしゃれなカフェから手を振る人、沿道から「反対」を唱和する人、集会の写真が載った新聞の号外を高く掲げる人。ふと見ると前後には、途中から加わった若い人たちが歩いていた
 最初のころの緊張も解けて、こうして歩いているのが自然な感じすらしてきた。いつか読んだ「声なき声の会」の小林トミさんの60年安保時のデモ体験が頭をよぎった。歴史に参加しているという実感が湧き上がってくる。
 帰りがけ石神井公園の商店街で、「代々木公園に行ってきたんですか」と話しかけられた。勤めで行けなかったという男性に、「一七万人も集まったんですよ」と誇らしげに答えて、黄色いうちわを握りしめたままでいたことに気がついた。私のデモは、まだ続いていたのである。
   
 

 

◆9.28ねりま九条の会8周年の集い 成功へ向けてのお願い

ジェームス三木さん、制服向上委員会を招いての企画は大きな反響を呼んでいますが、練馬文化センター大ホールをいっぱいにするには会員の皆さんのご尽力が必要です。そこで会員1人につき2枚のチケットをお送りします。当日受付でのお支払いといたしますので、ご家族友人におすすめいただけないでしょうか。なお重複することがあると思いますがご容赦ください。
使わない場合は破棄してください。

 

           

 ◆2012年イマジンコンサートを終えて     実行委員長 小関玲子    

 6月23日、何人の方が足を運んでくれるか、正直心配でした。でも、昼の部は、ぞくぞくと観客が会場の聖書キリスト教会に来てくれて、さすがイマジンコンサートだな、今までの積み重ねの上に新風が影響しているのだな、と思いました
。 昼の部も夜の部も、内容はとても素晴らしく、もっと多くの方に聞いてもらえたら良かったなあと本当に思いました。、心をこめてよりよい物をと、実行委員の皆さんや福山さんが作り上げてきたからだと思います。次回からの課題は、どうやってこの素晴らしさを広めて伝えていくかだと思います。
 また、続けることの大切さも感じました。紆余曲折もありますが、練馬の地域で続けていく事で、一人でも多くの方に平和と九条の大切さを伝えていけるのではないでしょうか。

 

 ◆「教育を考える@練馬」連続セミナー」 
第1回 橋下&石原 タッグを組んだ ?!  
「破壊的教育改革」で学校はどうなる?
講師:世取山 洋介さん (新潟大学教授)
   日時 9月30日(金)14:00~ 16:00
   会場 練馬区役所 1903号室
資料代 500円 
主催:「教育を考える」連続セミナー@練馬実行委員会  連絡・問合せ先 田場(3991 )9165  

◆ポスター賛同のお願い

 ねりま九条の会は新しいポスターを9月に作製します。賛同金は一人500円で8月末に締め切ります。まだ2000人には届きません。
まだの方は同封の赤い振替用紙でぜひお願いします。その際ポスターへの氏名掲載の可否、ポスター必要枚数をお忘れなく。会費未納の方は同じ用紙でお願いします。なおポスターは、9月28日練馬文化センター会場で、できるだけお渡ししたいと思います。

 

 

ページトップへ